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2020.06.02

ホテルインディゴ箱根強羅

ホテルインディゴ箱根強羅が2020年1月29日に開業した。

デザインコンセプト
外部意匠
江戸時代末期に発祥した箱根独特の伝統工芸、寄木細工をモチーフとし、その中でも木や竹などを細く薄く加工して交互に編んだ「網代」模様から着想を得た縦横の外装ルーバーで外観に表情をもたせた。エントランスは内部ロビーとのつながりを意識し、ゲストのための箱根の別荘をイメージしたシンプルでコンパクトな意匠としている。
インテリア・FF&E計画
強羅公園内にある白雲洞は近代小田原三茶人の一人が作らせた田舎家造りの茶室で、近隣の農家の古材を再構築して創り上げた「田舎家」の席の貴重な作例である。このインフォーマルな田舎家の美を、ホテル全体のデザインコンセプトとして掘り下げ、ロビーのスペースから客室のアメニティに至るまで細部に渡って踏襲した。その他にも強羅の地名の由来にもなったゴロゴロした岩、早川の桜、強羅駅前の歴史ある写真館、ホテル前の水場に生息する蛍、寄木細工などをモチーフとして、ホテル インディゴというブランドの持つ軽妙な遊び心を表現している。