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2021.10.05

軽井沢プリンスホテルウエスト

デザインコンセプト
古くから愛されているプリンスグランドリゾート軽井沢の中核となるウエストエリアに、老朽化したレストラン棟の建て替え、またMICE需要を受けバンケットロビー新設、老朽化したコテージを解体、新しく宿泊棟を建てることによるサービスの効率化など、それぞれの施設の機能整理・拡大に伴い、「Nature Link-自然につながる、自然とつながる」をグランドコンセプトとし、オールシーズンリゾートの新しい空間が生まれました。

また、かつてこの土地に根付いていた大きな栗の木を、各所にアートとして再利用をすることにより、今までこの木が見守って来た100年の記憶と次の未来へ繋がる空間としてゲストを迎え入れています。

建築
軽井沢らしい品のある素材として、浅間石や長野県産カラマツなどを用い、外と中との連続性が感じられるテラスを各所に設け、より軽井沢の自然とつながる空間を目指しました。

インテリア
ALL DAY DINING LOUNGE/BAR Primroseではサブテーマを『軽井沢の四季』として、エリアテーマを【春】【夏】【秋冬】統一感を持たせながら緩やかにカラースキムが変化する大らかな空間となるよう計画しました。古材木や
カラーガラスのパーティションは緩やかに空間を分け、各エリアで自然を感じられるような空間を目指しました。
中国料理桃李ではサブテーマを『軽井沢の大地』とし、大きな庵治石のショーキッチンで大地の力強さや、中華刺繍で表現した軽井沢に咲く野花のアートは、ゲストに軽井沢の魅力を記憶に刻む空間の彩りとなっています。
温泉棟の大浴場では、もみじ山を眺められるように大開口を設け、秋の真っ赤に紅葉するもみじの元で、リラックスしながら温泉を楽しめる空間になっています。

写真上:南エントランス 写真下:男性大浴場 撮影:フォワードストローク